2017/11/17 11:45

フリースの種類


こんにちは。私でございます。

さて、今回は「フリース」について書かせていただきます。



一言でフリースと言いましても多種多様ですね。3000円ほどの物もあれば30000円の物もあります。

では何が一体違うのでしょうか?

そもそもこの「フリース」とは何を指すのでしょうか?

ポリエチレンテレフタラート(PET、ポリエステルの一種)で作られた柔らかい起毛仕上げの繊維素材である。
wikipediaより引用

主にポリエステルの織物の先端をカットし、特殊加工し起毛させ整えたものをフリースと言います。フェルトのような薄いものもあればふわふわしたものまで様々存在します。フリースと聞いて思い浮かぶのはフワフワした生地ですよね?でもそればかりではありません。例えばUN®︎UN3000で使用するPowerStretchProもそう。UN2000で使用するPowerGridもそうです。

そしてこのフリース素材を世に生んだのが、後の米国POLARTEC社なのです。

ブームを作ったあのお安い「フリース」を商品名と勘違いしている方も多いと思いますが、素材名なのですね。

安いフリースと高いフリースの違いは?

3000円で購入できるフリースジャケットは1年もすればゴワつき、ヘタリ、毛玉などができてしまう。
30000円で購入できる高品質なフリースジャケットは10年着ても性能が著しく低下することがない。

3000円で購入できるフリースジャケットは比較的重量がある。
30000円で購入できる高品質なフリースジャケットは、Lサイズとして平均400g前後、とても軽量。

3000円で購入できるフリースジャケットは保温力や速乾性が低いため、街での使用を前提に作られている。
30000円で購入できる高品質なフリースジャケットは保温力や速乾性が高く、厳しい環境下での使用を前提に作られている。



高品質かそうでないかの見分け方は簡単です。「POLARTEC」とジャケットのどこかに記載してあればそれが安価なフリースではなく、高品質なフリース素材を使った製品だということです。このポリエステルの織物をフリースに加工する技術は世界中で米国ポーラテック社が一番上手だということです。

暖かいだけではダメ。速乾性だけではダメ。軽いだけではダメ。この全てを兼ね備えたフリース素材でないと、様々なフィールドで快適に行動できません。もしまだ一度も試したことがないという方はぜひ着てみてください。その軽さや肌触りや機能に驚かれると思います。

1970年代から続く「フリース」素材。私も数点所有していますが、全てが10年選手ですがまだまだ着用できます。そしてその全てが米国ポーラテック社のフリース素材を使用しています。

それでは。