2018/10/16 12:10

曇り空の本日。弊社は窓を開けて仕事をしております。


すぐに手が悴むお年頃、私でございます。

さて、アンファッジの仲間たち。第3回目のご登場はこのかたでございます。

武山俊則さんでございます。
釣り好きのあなた、そうあなた。バスフィッシングが好きなあなた、そうあなた。
RomanMade / ロマンメイドというルアーブランドはご存知でしょう。フルウッドのビッグベイトを世に送り出すブランドでございます。このブランドは彼が作り出しているのでございます。


まるで工芸品のように手間を惜しまず作られるロマンメイドルアー。


山川湖 私の周りは自然に恵まれていた。
釣りという魅力に取りつかれるまで、さほど時間はかからなかった。
近所の小川でフナ釣りに没頭した。日が暮れるまで何かに取りつかれたように…。ある日、父親に少し遠くの川へ連れていってもらった。今思えば大江川だった。そこで「ブラックバス」に出会う。10才の時だった。パワーがあり、何よりそのゲーム性に身も心も持っていかれた。今のようにルアーの数は多くなかったが、愛着のわくルアーばかりだった。そのルアーはアメリカンルアーだ。1日何十回、何百回とキャストしてはドキドキを追いかけた。がむしゃらに釣りを楽しんでいるうちに色々な発見、また疑問を感じるようになりはじめた。「このルアーもっとこうだったら」なんて感じに、私は見よう見まねでルアーを削り始めた。自分で初めてルアーを作った時は、当然動くわけはない。なぜ動かない。そこでなぜ動かないか、また疑問。色々試行錯誤し、第一弾、第二弾とルアーを削り続けた。探索する気持ちが私を前へ前へと進ませた。
それからは、いつもいつも自分で作ったルアーで釣りをした。最初は釣れなかったが、それ以上のうれしさがあった。ただ釣りたいのであればもっと違う釣り方をしていたはずだから…。今でも覚えている。いつもと何の変わりもない平凡な夕方、ランドセルを投げ捨てすぐ川へと向かった。昨日出来上がったルアーをキャストするためだ。何気なくキャストしたルアーに思いがけない衝撃が走った…。その瞬間は今でも熱く脳裏に焼き付いている。ハンドメイドで魚を釣る「感動」これが私のRootsだ。この頃から Roman Made は始まっていた。



私も中学生の頃からミスタードンにアブライトを装着し、長岡釣具店でばら売りされているシャークという名のワームを買い、TDバイブでしたでしょうかラトルトラップだったでしょうか、これを装着し、電車で(京都ー大津)と通い、免許を取れば原チャリで通い、車で通い、プロスノーボーダーになってもオフシーズンはほぼ毎晩通っておりました。いまでも友の持つ夜間最強ボートにて突撃釣り行脚(無理やり)をするほど釣りが大好きでございます。

彼の工房へ行く際には作業工程や材料などを見学させていただきます。広がる木の香りに包まれながらウロウロするのです。試作ロッドや試作ルアーがたくさんある工房は私にとって夢の世界でございます。ほぼ手作業で進む工程は見ていても楽しく、作り出されるルアーに込められる想いも強く感じます。出来上がった作品ともいうべきルアーの美しさは他に見たことがありません。

大きさにも、重さにも、色にも形にも、全てに意味と想いが込められる。

アメリカの経済誌「Forbes」や釣り専門誌にも取り上げられた彼の作るRomanMade lureは、世界中のアングラーに愛されています。

そんな彼は工房でも湖上でもunfudgeを選んでいます。11月発売の米国POLARTEC社NeoShellを採用するUN5000/UN5050アウターの厳冬期湖上テストも担当していただきました。どんなに寒くてもフルキャストできる。体に引っかかりを生まない。立って屈んでの動きにストレスを感じない。湖上移動スピード80〜100kmでの防風性能。などなど・・・


釣りは一生楽しめる遊びでございます。奥深く、どこまでも奥深く楽しめるのでございます。

さあ、誰か私を釣りに連れてって。

それでは。