2019/03/26 13:43
私の家には車がございませんでした。
1家4人家族。自転車4台。どこまでも出かけたものでございます。
初めてのアウトドア遊びは、実家の近所にある大原野へ1家4人4自転車でサワガニ取り。大原野神社には土俵もあり父と相撲をとった思い出。私の実家がある乙訓郡、少々古い呼び名でございますが、ここは筍の産地としても有名。「美味しんぼ」にも出てくる所でございます。ひとしきり遊んだ後は朝掘り筍ご飯を食べて帰る。
足腰がそこそこ強くなったのはこの自転車ライフがあったからでございましょう。
その後順調ではありませんが育ち、サバイバルゲームに没頭するわけでございます。様々な戦歴をここで得るのでございます。
山猫でございます。もちろん眠りません。ガッサと葉っぱを被り、ヤブ蚊にも負けず暑さにも負けず私どものフィールドとなる野山を駆け巡るのでございます。当時はサバイバルフィールドなどあるはずもなく、近所の野山や団地などが戦場と化すわけでございます。素敵ではありませんか。
本気でございますからして大興奮でございます。
その後は、従兄弟や友人とママ自転車にまたがり和歌山は田辺までサイクリングでございます。2年ほど続けた記憶があります。途中で脚をつったり野宿したり親切なお宿に泊めていただいたりおむすびをいただいたり、峠道では不覚にも「アブ」にスリップストリームにつかれ下り坂を鬼漕ぎで下った思い出。素敵ではありませんか。
釣竿を持って電車で琵琶湖まで通う日曜日。手漕ぎレンタルボートで西から東へ渡ろうとするが逆風と大波で戻れずボート屋のおっちゃんに船外機で引っ張られ帰る。素敵ではありませんか。
15歳でスノーボードのプロになるんだと。親と先生を説得し初めての山籠りを敢行。スキー場にとどまらず向かいの山にも登り滑る毎日。白樺湖ロイヤルヒルスキー場では右奥の小屋まで歩きそこから岩を縫って滑るというよくわからない行為を日々繰り返しておりました。
友人と最低限の装備で山へ向かいキャンプ三昧。弾けないギターをかき鳴らしお気に入りの場所で語り合いました。
それもこれも全て立派なアウトドア遊びでございます。
人それぞれ、少なからず自然と触れ合った記憶があるはずでございます。そして今もなお自然の中で遊び回るのでございます。
unfudge / アンファッジでは他にも様々なシーンで活躍するアウトドアウェアを製作しております。