2018/08/14 12:18

ご無沙汰しておりました。


湿度の低い過ごしやすい避暑地、飛騨高山でこれを書いております。

出だしは上品、終わりは下品、私でございます。

さて、みなさまスキー場へスノーボードやスキー、はたまた雪遊びでお出かけの際にはどんな服装でいかれますでしょうか?年に数回しかスキー場へ遊びにいかない方々にとって防寒とはもうギャンブルでございます。一体どこまでの厚着をすればいいものか、逆にもし抜いたのならレストハウスで楽しむ友人を待つだけの1日を過ごす羽目になります。スキー場といえども雪山でございます。レストハウスという暖をとれる場所があるだけの違いでございます。その頼みのレストハウスも休日ともなりますと座る場所も見当たらない事もままあります。

私はスキー場だけではなく管理外の山へも入ります。こういった経験のあるみなさまはスキー場であろうとも事前に天候を見て、雪の状況を見て気温など予想を立てて向かうわけでございます。

そうでない場合の多くの皆様は下記に該当するはずです。

1・バッグにたくさんの着替えを入れてスキー場のロッカーへ入れておく。
2・もしくはその周辺へ固めて置いておく。
3・もしくはレストハウスの席をバッグで陣取って一石二鳥とする。
4・車にストックしておく。
5・諦める。

いかがでしょうか?

スキー場のロッカーはどうせ一杯です。お金もかかります。その辺に置いておけば散らかって見えます。車に戻って着替えるのも大雪の日は大変です。バッグで席を確保なんてあり得ません。諦めてそのまま滑ってもレストハウスで時間を潰しても決して楽しくありません。

上手に重ね着をすれば荷物も増えませんしせっかくの楽しい時間に寒い思いをする事もありません。

スキー場で着る物といえば大きく分けて2点。

・アウターウェア
・インナーウェア

でございます。アウターウェアは皆様お持ちでしょう。これも性能や形で動きやすさや温かさや快適性など大きく変わりますがここでは割愛いたします。今回は主にインナーウェアの重ね着について書かせていただきます。

皆さんは肌着から数えて何枚重ね着しておられますか?そして何枚ほどストックとしてスキー場へ持って行きますか?これまでスキー場でこの質問をしてまいりました。一番多かったのは何枚でしょうか?

肌着にヒートテックなどの大手PB商品。
その上にTシャツ。
寒い日はその上にロングスリーブTシャツ。
その上にパーカー。
その上にコーチジャケットなど。

プラス濡れた替えのパーカーと帰りの着替え。

実に5枚の重ね着をされているということでした。主に若い子達へ聞きましたのでこのような結果になったと思いますが、びっくりいたしました。「動きにくいでしょう?」と聞くと「そうなんすよねー」と。汗や水分などを生地が保持してしまってはいくら重ね着をしても体は冷えてしまいます。コットンなどの素材で作られたロングスリーブティシャツやトレーナーなんかもそうです。そうでないパーカーやジャージなども水分を含むと重くなり乾きにくいので同じです。動いているときは気にならなくても休憩した後濡れたものはもう一度着たいと思いませんよね?

ちなみに、私は2月の飛騨高山で寒い日の重ね着は、

アンダーウェア(UN1000/UN1050
ミッドレイヤー(UN2000/UN3000
アウターウェア(UNFUDGE OUTERWEAR

ミッドレイヤー1枚をストック。

この3枚です。ここで重要なのがアンダーウェアです。直接肌に触れるものですし汗をかくので汗を生地に残さない事が必要です。運動しながら保温する機能がないとスキー場では使えません。

以前にもこちらで書きましたが、多くの方が愛用するヒートテックなどは街着を前提に作られたものです。運動の場やスキー場では適していません。しかしながら、スキー場でも汗をかくほど滑らないという方には十分フィットするでしょう。私のように汗をかくことが前提にあるならば使うリストに上がりません。

そして、ミッドレイヤーも日によって使い分けます。

弊社ブランドでは、薄手のフリースジャケットがUN2000。厚手のフリースジャケットがUN3000とラインナップしております。今年9月には新しいラインナップも加わりますが、それはまた後日。

弊社フリースでは世界最高峰の性能を誇る、米国ポーラテック社製の生地を採用しております。どんな状況にも対応できる素材ですが、着用する環境によって暑かったり寒かったりと感じる事もございます。使いようが一番大切でございます。

例えば、2月−10度のスキー場で1日中滑るんだ。こういう日のミッドレイヤーにはUN3000を選びます。同じ日にバックカントリーへ歩いて滑りに行くんだとなりますとUN2000を選びます。車にはUN2000を着るならばUN3000を置いておきます。その逆も然りです。

例えば、4月陽気の春スキーで1日中滑るならUN2000一択です。バックカントリーへ歩いて行くんだとなりますとアンダーウェアのUN1000で十分です。この場合はザックにUN2000を入れていきます。

運動量と着用するミッドレイヤーをフィットさせます。スキー場ではリフトでトップまで上がります。動かずじっと座るだけです。バックカントリーでは雪の中を歩いて登ったりポイントまで歩いて移動します。この運動量の違いがミッドレイヤー選びの肝になります。

もしあなたが、アウターウェアでもコーチジャケットなどの軽いものしかないのであればUN3000をお勧めします。パーカーとUN3000を替えるだけでも随分と変わります。


何枚も重ねて着れば暖かい訳ではありません。アウターウェアを入れて3枚の重ね着で11月から4月まで十分に滑り切ることができます。軽くて薄くて暖かい。汗をかいても全くこもらない。そのまま家まで帰ることができる快適なミッドレイヤーをお選びください。

それでは。







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